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【ネタバレあり】アニメ映画『続・終物語』感想


「続・終物語」本予告 │ 2018年11月10日より全国劇場にてイベント上映開始!

以下ネタバレありです。

  • 予告は面白そうだと感じたものの、シリーズも13作品目。正直マンネリも感じており期待は中くらい
  • 全体通してめちゃくちゃおもしろかった
  • タイトル名が紛らわしい。「終物語」の続編である事は事実だが、「終物語」の後編というよりは、どちらかというと「物語シリーズ」全体の続編という捉え方がしっくりくる
    • 「続」という接頭辞がこれまでの続き(過去)を意味するのか、もしくはこの後の続き(未来)を意味するのか、タイトルからでは読み切る事が難しいがどちらの意味も感じられて、視聴後は気持ち良かった
  • 劇場版「傷物語」のようなスピンオフ作品ではない。(劇場版「傷物語」の演出はTVと差異があるため注意)
    • クレジットもチャプターごとに6つに分かれており、TVでの放映も想定して作られたと思われる
      • 時間が148分(2時間28分)で冗長感を感じる節は否定しない。
        • ただし、148分が短く感じられる程話のテンポが良く、TV版によく見られる前回のふりかえりのようなパートは存在していない
        • また劇場上映に耐えうる作画クオリティ、OPや作画タッチが異なる背景の挿入など、随所に工夫が凝らされた演出が多く見られ飽きが来なかった
        • 劇場作品としての完成度が高いと感じた
        • 23分×6の映像を総集編のように再編集されていれば、より濃い体験が可能だったかもしれない
  • 異世界転生チックな話であり、「涼宮ハルヒシリーズ」でいう「涼宮ハルヒの消失」に近い印象だが、シリーズ13作品目の作品で「涼宮ハルヒの消失」以上に前提知識が要求される
  • 楽曲が良かった
  • ”鏡”がテーマの本作
    • 登場キャラクターは裏表を表すように、ギャップに富んでいる。コスプレチックなキャラクターが多く、上映時期的にハロウィン感があって楽しい
      • 事実上再登場である大人八九寺は最高
        • 立場逆転してて草。いつものコントは見ていて安心する
        • お酒を飲むシーンが一番かわいかったかもしれない
      • 表情豊かな斧乃木余接がかわいい…
        • ただし、下に書く老倉育同様にしっくり来ない感が強かったが、本作中再登場時には元の性格に戻っており、キャラクターを扱う上でのバランス感の良さが感じられた
      • もっともギャップが強烈だった老倉育はまさに「誰!?」という感じだったが、数式が出てきたところで一応本人なんだなという実感がもてた
      • ギャップがあるにも関わらず不思議と違和感のない撫子を見ながらほっこり
      • 登場キャラクターが多かったが、話の核心にそこまで絡まないキャラクターもおり、ファンサービス的な側面は強かったかもしれない
        • 物語シリーズ」における「化物語」は絶対的な存在だと思うが、続編の中での本作はシリーズ中最高の出来だったと感じる
      • キャラクターを形作る上でのギャップ設定は魅力を増す良い鍵になるなと改めて認識させられた
    • 鏡によって発生した世界観の微妙なズレは、上で触れた「涼宮ハルヒの消失」における長門暴走後の世界に近い
  • これでもかと思えるほどサービスシーンが多い
    • 男にはたまらんおっぱいの数々…ありがとう化物語…ありがとうシャフト…
    • 映倫PG12指定はその証明
  • 物語シリーズ」定番の締めとして後日談というものがあるが、本作ではそのような表現は用いられていない(原作上での扱いは不明)
    • 後日談は毎度説明チックな終わり方がなされていて、過去作においては感覚的に納得しきれない内容も何度かあった
      • 本作も事実上そのようなパートが存在しているが、説明だけでない説得力が感じられた
        • 具体的にはひたぎと暦のいちゃいちゃシーン
          • ひたぎの活躍は正直少なかったが、登場してくれただけで一定の満足感がある。イメチェンも他キャラクター同様新鮮で良かった
            • 理想を言えばもっと登場して欲しかったが、上で書いた様に新ビジュアルであった事、また話の続きの余韻を感じさせてくれるエンドで妥協点
  • 個人的に忍野扇は嫌いなキャラクターであり、本作の終盤の登場タイミングでも最後まで胡散臭さが拭えなかったものの、彼女のお陰で元の世界に戻る(戻す)ことが出来た。中々憎めないキャラクターである
  • ここまで箇条書きで連々と述べたが、これまで見てきた作品に増して筆が運ぶ。腑に落ち感がいい事が改めて良く分かる